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2009年6月13日 (土)

肯定的配慮とは

1.肯定的配慮とは正確には「相手の思考枠組みへの肯定的配慮」と言います。
これは「こいつ!」と怒ってしまったり、あきれてしまうようなときに、そのように思ってしまう前に「私もこの人と同じ境遇であったとしたら、このようになってしまうのではないだろうか」と考え、理解に努めることです。
実際、様々な問題を抱える人々に接するとき、原因がなくて結果が存在するということはないのを深く認識させられます。

2.悪習慣に悩ませられている方や、コミュニケーション能力に問題を抱えた方もおられます。
たとえば広く浅く付き合う人間関係なら良いのだが、いざ深く付き合おうとすると恐れを感じ、退(しりぞ)いてしまう。
そのゆえに夫婦関係・親子関係に問題を感じておられる方がいます。

人がなぜ問題を抱えるのかを説明する理論が多くあるように、問題行動を解決するための理論もたくさんあります。
ありのパパはアプローチの方法は来談者中心療法、問題が起きる根っこの部分の説明は罪についての聖書の理解、問題行動がなぜ個人によって異なる現れ方をするかの理解はアダルト・チルドレンの理論によっています。
要するに折衷理論ということです。
「見立てはいくらでもある。しかしクライアントが確かに癒されていくための見立ては多くはない。」と言われるように、現実に治ることを重視するなら、折衷療法にならざるを得ないと思っています。

人がクリスチャンになった後でも「あぁ、嫌だな。こんな自分でなかったら良いのに。」と思うには、それなりの理由があるのです。
それはほとんどの「なかったらいいのに。」とおもうような性格や行動パターンは、子供時代の周りの大人にされたこと(様々な虐待)、またされるべきであったのにされなかったこと(これを養育放棄と言います)によって、大人になってからの生き方が決まってしまうのです。
もちろん信仰が持つ力によって回復可能ですが、鉄砲自体は威力があっても、的に照準を当てて、引き金を引かなければ、ただ鉄砲を持っているというだけでは宝の持ち腐れであるように、信仰もそれと同じなのです。
あなたは信仰を、的に照準を充てて、引き金を引いておられるでしょうか?

3.すべての問題行動には隠れた原因が存在します。
子供時代に傷を受けたことにより生まれた不健全な思考枠組みが、隠れた原因であるのです。
ですから、この不健全な思考枠組みの全体像に気づくことができれば、問題行動から脱出可能であるのです。
そのためには援助者・カウンセラーがクライアントの思考枠組みの全体像を見いだす「気づきの旅路」の良き伴侶者となって、理解し心をくばることが必須のこととなります。
このことをまとめて言うと、「クライアントの思考枠組みへの肯定的配慮」ということになります。

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